昨日の編み物クラブに参加してくれた久しぶりの彼女には、一昨年トナカイベストをお届けしました。

彼女と会えば「これどこで買ったの?」と洋服の話ばかりしています。
私が中学生の時、愛読してた「JUNNY」というファッション誌を「私も見てた」という数少ない人です。
あまりメジャーではなかったけど、掲載されてるブランド服のパターンが載ってる貴重な雑誌で、メジャーな雑誌よりトラディショナルな雰囲気でした。

なので、そんな彼女がこのベストをどう着てくれるのか。 お渡ししたのは夏なので、冬に会えるのを楽しみにしていました。

写真を撮らせてもらいましたよ。





ベースは混ざり毛糸の「cosmos」の名のついた濃紺に、伝統的な雪模様のパターンをブルーやライトグリーンのグラデーションに、トナカイのパターンを合わせました。



背中側は、こんな感じです。




そうです。
ガレット・デ・ロアで、フェブを当てた彼女です。
いいことたくさんありますように。



[お知らせ]プログ、引っ越しました。新しいアドレスはこちらとなります。
いつも見てくださってありがとうございます。

https://holys-knitting.com/blog

Jamieson's Shetland Spindriftの原毛色で、前開きベストを編んでいます。
胸までニッティングベストを使い、袖ぐりのリブ編みを左右それぞれ用意して、輪針に持ち替えて身頃と繋げています。
肩を覆うベストと仕上がる予定。
ここから丸ヨークの技法で、胸回りから襟口まで続く計算をしています。

作り方は今のところ、まだお伝えできません。(笑)
辻褄の合う数字に当てはまるまで、しらみつぶしてるだけなので。


彼女との出会いは、10年前。
個展の会場で行った、初めてのオーダー会に来てくれました。
その時に作った手袋がこれです。
手首のところに、「ペルトのようなアクセントが欲しい」とリクエストがありました。





彼女は、雑誌から自分の好きな洋服や小物の切り抜きを、いくつも見せてくれました。
「こんな雰囲気のものが好き」と教えてくれたのです。

彼女は今、古本屋さんとなりました。
絵本が得意です。



#holysknit #jamiesonsofshetland #dentgloves #tubakifuruhonten
ヘチマ襟のカーディガンのメンズコーディネートやってみました。




デニムのジャンパーとの重ね着です。カウチンカーディガンの感覚でしょうか。
デニムオンデニム。
自分でもやってみたいコーディネートです。





裏ボタンは、イタリアンレザーです。

先日お渡ししてきました、ヘチマ襟のカーディガンです。
自分の服とコーディネートしてみました。



スカートはペインターパンツ使用の杉綾デニムです。
女性が着るならボーイズニットのアウターとして。











縦型ポケット、袖はダブルになってます。




着丈 59cm
胸回り 108cm
袖丈 53cm


HOLY'Sでは、フェアアイルニットに使用するJamieson's Shetland Spindrift を二本どりで、通常のアランニットより細かな目で編んでいます。 着心地軽く、保温性の高いアランカーディガンを目指しています。

#holysknit #jamiesonsofshetland #aranknit #カジュアルコーデ #ニットコーデ #maillot #ハリウッドランチマーケット #dannerboots

先週、宮島の「signal」という工芸や民藝と呼ばれる雑貨のお店に初めて行きました。
今、やっておられる「リトアニアの工芸」を見たかったからです。

一番は、リトアニアの人が編んだミトンが見たかったのです。
signalのホームページによると、
三角屋根の形は、末端からの冷えから守るため、先っぽに原毛を詰めるための形とのこと。
雪の日には、五本指の手袋より、ミトンが温かいこと。

編んだ後に縮絨するとのこと。
縮絨とは、熱いお湯と濃いめの石鹸水でグイグイ洗ってフェルト化させることです。
縮絨することによって、編み地が密になり風を通さなくなります。
本物を見ると、やはり目は詰んでいて、編み目自体は思っていたほど細かくはありませんでしたが、相当な詰まり具合でした。
合太くらいの糸でしょうか。
手首の縁周りには、ループ編みが施してあり、規格を崩さず手間を惜しまない仕事が、工芸と呼べる所以ではないでしょうか。
作り手のスタニスラヴァさんは既に他界されてるそうで、伝統工芸品の作り手であることの認定を受けた方だそうです。
もしかすると、このループは飾りだけじゃなく、服の袖口とミトンの隙間を埋め、温かさを逃さない役目にもなってるのではと思いました。

更に説明によると、リトアニアの人はミトンを神聖な存在と信じていて、
結婚の際には、花嫁が花婿とその家族のために編んで用意したとのこと。
スコットランドのセールブーミトンにも同じ習わしがありますし、
漁師達の家族が編んだセーターの温かさが、船上で命拾いになることと繋がってるとも思いました。



そういえば、岩手県出身の友人にミトンを作って欲しいと頼まれたことがあります。
自転車に乗るのなら5本指を進める私に、彼女は頑として「温かいから」とミトンを譲りませんでした。
私のは三角屋根ではなかっけれど、先が丸く集まった4本指の掌に、滑り止めのスウェードを貼り付けました。
ミトンに革を貼ったのは、後にも先にも彼女きりです。

そんなことを思い出しながら、松の根を加工し編まれた籠の存在感に感心し、七宝焼きのようなブローチに見惚れ、
中でも一番心惹かれたのはミツロウで出来たクリスマスオーナメントでした。

クリスマスの飾りがない訳じゃないけれど、どれももう子供っぽすぎて、
見る度に今の部屋には合わないと、出すのを躊躇うこの頃でした。
ミツロウ一色で出来たオーメントの淡い存在感が、うちにぴったりのような気がしましたし、近々会えるかもしれない友達にも、ひとつ分けてみたくなりました。



私がよその国の先輩が編んだものを見に行く時、実在しなくとも師匠に会いに行くような気分です。
見せてもらいますと、手に取ります。
私に先生はいないけど、そこここで工芸と呼ばれる仕事を見ることができます。
背筋が伸びる思いのしたものが、心に残り、いつか私の手から何かの形で再生されたらと思います。

signal(シグナル)での「リトアニアの工芸」は、12月24日(月)まで。

日の出から日没まで、自然光で仕事をします。
これは夕方の光。




Lichen 真麻の色で編んでるのは、メンズのカーディガン。
これを着られるのは、お年を召した男性です。
ブルーや淡いピンクのオックスフォードシャツと合わせられることと思います。

サンカ手袋をアレンジした長手袋、お渡ししました。

手袋オーダーを頂いた時、選ばれた色は以前お作りしたドットベレー帽の配色コンビネーション。






シェットランドヤーンの原毛色、Sholmitと呼ばれるライトグレーと、Natural Whiteの生成りです。








手首から下のパターンは、手を下ろした時、上から下へ、家も人も立っているように配置します。
洋服の考え方として、人が見る心地良さを重視するのです。
着物に合わせても良さそうです。


長く使っていただけますように。




サンカ手袋のパターンでお作りした長手袋です。
七分袖のコートに合わせたいとのこと。
手首から欲しい長さに合わせてデザインし、お作りしました。



手首から上は、今までも作っているサンカ手袋のパターンです。

指先まで二本の毛糸で編み込んでいるので、とても温かです。
手の形に合わせて、また指と指の間にもマチが入れて編み込んでいるので、動きやすく傷みにくい手袋です。



今回は長手袋。
手首から続くパターンを考えてみました。
バルト三国はラトビアミトンのパターンから欲しい大きさに合わせてアレンジ。
腕の周りにクルクルと続く、風見鶏を乗せた家や、手を繋いだ男女、それらを取り巻く草花をイメージしてみました。
毛糸の手袋でありながら、大人の女性に似合うエレガントな仕上がりを目指しました。




明日、お渡しします。

丸ヨークのフェアアイル
友人に許可を得て、お渡しの前に私が着用してみました。











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