うれしいセーターできました。

本当は、今、編んでいるメンズのアランカーディガンの袖の形に、悩んでいました。
当初、襟元から身頃を繋ぎ袖へと続くサドルスリーブを考えていました。
でも今回のこの色で、もしラグラン袖のデザインが似合うなら、カーブ具合で体に合うラグラン袖ができるんじゃないかと思ったのです。

それなら試作にと、自分のサイズでラグラン袖のセーターを作ってみることに。

アランの胴回りを編む間に、 試作セーターの胴回りを筒にまっすぐ編むまで、また母に頼みました。
袖と袖付けから自分でやってみなくちゃ。
何度かほどきながら、カーブの減目に気持ちいい数字の並びを見つけ、改めて編み直しました。
きっとこのセーターで、サイズ展開が縦横にできると思ったのです。
キチンとした数字が必要です。










結局、メンズのアランカーディガンは、やっぱりサドルスリーブに決めました。
全体の形に、メリハリがあった方がすっきり着てもらえると思えたからです。


いつかこの試作セーターと、もう一着のセーターとを見本に、 オーダー会をします。

色や襟の高さに着丈、リプの長さを自由にオーダーしてもらい、
ほつれたら糸を足し、編み変えて、その人の体の形となって、いつまでも着続けられるセーターを、いくつも作れたらと思います。


今、編んでいるのは、男性もののカーディガンです。
淡い色の毛糸と、柔らかなパターンを合わせているので、
うちに来られた方に、「女性物ですか?」と聞かれました。

男っぽいキリッとしたデザインにするなら、エッジを効かせたパターン選びをすると思います。
今回はエッジなしです。

エッジとは、それぞれのパターンを際立だせる線のようなものです。

今回は、色もパターンも、優しさがテーマです。

オーダー主の方について、他の方にはどんな印象かはわかりませんが、
オーダー会でお話しした時の、静かな印象な方が強かったので。





一昨日の午後、袖の形について思い付き、試してみました。
うまくいきそうです。
お待たせしています。
ちょっとほどいたりもしたけど、
楽しみにしていてください。


うちのソックスがどれもくたくたで、
好きなメーカーのウールソックスがあり、
買いに行きたいけどなかなか行けず、
値段も良いしなぁ。
もう少し長さも欲しい。


作りました。



中でも白い靴下が履きたくて、白と言っても生成りです。
まっすぐのところはひたすら母に編んでもらい、踵と爪先だけ私が編みました。
縄編みの靴下も編みたいけど、仕事が詰まってるのでお預けで、
まっすぐなら母の手を借りられます。
出来てみると、シンプルなのが一番合わせやすい気がして、赤や紺でも作りたくなりました。
ジャストサイズに作ったので、だいだいどの靴でも履けそうです。








ウールの靴下だと、爪先がキーンと冷え切ることがありません。

3月の寒さの緩んだ雨の日には、ポカポカ過ぎるくらいでした。
来年の秋冬は、活躍しそうです。
先日お渡しした野ばらのカーディガン。
友達に着てるところ、撮らせてもらいました。
「スコットランド製のキルトスカートがあるの」
こんなにぴったりとは!






「友達発見!」













肩はこんな感じに、前身頃と後ろ身頃を繋いでいます。





裏ボタン。(ボタンのこと




ボタン付けは、一糸の緩みもあってはなりません。
まるでサックス奏者の口元のよう。
サックスのマウスピースは薄いんだぜ。
だからピッと横に口を引くの。




長く使えるボタン付けとは、いつまでもこの糸がピッとしてながら、
ボタンの足をキープして、服を傷めないこと。

全体が木をテーマにしたカーディガンなので、ボタンはシンプルに。
ジャケットがわりになるようにボタンは少なめ、さっと着られることが前提です。
主張は少なく、存在感のあるボタンを選びました。


ボタン穴は、穴の手前と奥と別仕立てにして繋げました。
ボタンが大きいので。




縁編みを加え、布のボタン穴に例えるなら、玉縁ボタン穴と言ったところでしょうか。
今回お渡しした野ばらのカーディガンの、
パターンを考えてた1月下旬。
試し編みの先を見たいのに、
編み図も書いておかなくちゃと、
うれしくもあたふたした午後でした。








デザインが決まり製図も作って、
変わりゴム編みから続けて身頃へと編んでるところです。
前身頃と後ろ身頃、ぐるりとひと続きに作ります。

葉っぱと野ばらを繋ぐ脇のパターンには、木のウロを思わせる模様を選びました。

縦口ポケットも同時進行です。
ちょうどポケット口の上まできたところ。
ここまでくると、パターンも頭に入り、ぐんぐん編んでいます。



昨日ボタンを付け終わり、一日も早くとお渡ししたカーディガンは、小鳥ちゃんこと私の友人のものでした。

小鳥ちゃんは、木の実や葉っぱの模様のアランをご所望でした。
選んだ色はLaurel、月桂樹の葉の色です。
従来のアラン模様にも木の実や葉っぱはあります。
ただ、自分が使いたいのとは違ってました。

どんな木の実と葉っぱにするか、図鑑を見ましたが、触れてなければ起こせません。
散歩に出ると、近所の土手には花を終えた野ばらが真っ赤な実をつけて、そこらじゅうに揺れていました。
小鳥がついばんだ跡もあります。

この模様は、野ばらの実です。




でも今日は、野いちごにも見えてきました。
春に向かってるせいか、温かな季節から夏の終わりまで、楽しませてくれる野苺(ナワシロイチゴというようです)やジューンベリーは、誰も目もくれないのか、
私だけが遊び相手とでもいう様に、いつも待っててくれました。







デザインってなんのことを示すのでしょう。
何かを象徴したひとつのパターンのことなのか、
パターンとパターンを組み合わせることなのか。
自分で作った模様をどうしてもこう使いたくて、
組み合わせたのは私の必然で、
「ほり、デザインは後から付いてくるんだよ」
と言った友達の言葉を感じていました。
やりたい形は頭の中で出来ていて、
それをどう作ってくか、ワクワクするいくつかのアイディアをこぼさぬよう、 ひとつひとつ形にしました。
ちょっとした「ここは初めてこうやってみた。前よりよくなってるはず」 が、あるんです。

そうやって編み続けたカーディガンは、
今思うと作ってる間中、しあわせだった感触だけ残しています。

エーデルワイスのブローチを失くして、そして見つけてくださったとのこと。

昨年6月に作りお渡ししたエーデルワイスのブローチを気に入って付けてくださってたそうで、それがある日なくなったと、
家の中や職場のロッカーなど、あちこち探しておられると聞いていた。
悔しくて、仕事から明るいうちに帰宅できた日に、今度は自分の歩く道々をゆっくり辿られたとのこと。
失くされて、すでに数日経っていた。

歩道脇の一段下がった草叢に、エーデルワイスがあったと言う。
エーデルワイスは、無事に待っていたそう。
よくぞ見つけてもらえた。

見ると、エーデルワイスを縫い付けた金具ピンの引っ掛かりは、ほんの1mmあるかないか。
これでは、ピンを弾いて飛んでってしまっても無理はない。

修理にしばらくお預かりすることにした。

プローチ台ごと新しいものに付け替えたい。
全ての縫い糸を切って、別の台に縫い付けなくちゃ。

プローチ台にも良し悪しがあるとは、知らなかった。

今度は、慎重に台も選びたい。
購入する編み針の仕上がり、縫製用の縫い糸のメーカーには、気を付けていたけれど。


エーデルワイスのブローチは、とても軽く、柔らかなニットの上に馴染む。
自分がブローチってこと、忘れてんじゃないか。


昨日、出掛けた先で手袋をお預かりしました。

2011年に三越の『北欧展』に合わせて展示販売をさせていただきました。
その時に買って頂いたミトンです。







お直し後。






こんな風に毛糸が薄くなって切れた所に、糸を入れて目を作りました。
仕上げ洗いをしても、生成りの糸は、新しく入れたところがわかっちゃいますね。
こんな風になります。
長く使って頂いてて、うれしい。



ノルウェーはセールブー地方の伝統ミトン。
八芒星にクローバー模様を合わせました。

5本指のもあります。




時々、「展示会しないんですか?」と聞かれることがあります。
2008年から4年間、そして一年跳んで、2013年と、長野と広島で展示会をやらせて頂きました。

最近は、個人オーダーのセーターやカーディガンの製作が続いており、1着仕上がっては納品しています。
オーダーをお受けすれば、手袋や帽子も、もちろんお作りしています。

たくさんの方に直接見て頂く機会から遠のいていますが、オーダーが落ち着いたらまたいつかと思っています。
作りたいものは、たくさんあるんです。

手袋の修理が届きました。
中指の横を傘で挟んでしまったそう。




このくらいの糸切れなら、すぐにお直しできます。



少し白めの毛糸のところが、新しく編み目を入れたところです。
仕上げ洗いをしたら、すっかり新しい毛糸は馴染んでしまうのですが、毎日使う季節です。
仕上げ洗いは春先に任せ、引き続き使って頂きます。


この手袋、もういつお作りしたのか思い出せなません。
もう5〜6年は使って頂いてることでしょう。

自転車通勤のレザー仕様です。
毛糸のままだと、手の平は傷みやすいので。
彼女の手の輪郭をなぞって、厚みを図り、
色を選んで頂き、お作りしました。
ラズベリー色が、彼女のラッキーカラーだと聞いた覚えがあります。

すっかり彼女の手の形になっています。



久しぶりの友達に会えたような、小さなやりとりがうれしいです。

Button Glove+ Suede
col.Sholmit/White+Raspberry
Shetland from Jamieson’s

total : │today : │yesterday :