災害や、日々の仕事や、
急に暑くなったし、
身近な人が気掛かりで、
今なら声を掛けてもいいかしらと、
「大丈夫?」とだけメールを送ってみた。

「大丈夫」
状況はそれぞれ違うけれど、こうして言葉が交わせる。
私は失くさなかった。


遠くの友達からは、私の方がいくつもメールをもらった。
友達の方が切羽詰まってて、短めの返信をする。
「ありがとう、大丈夫です」

今日もお疲れ様です。
元気でいてくれてありがとう。



おはようございます。

先日の編み物クラブにて。
彼女は、洋書のテキストでアラン模様のミトンを編んでおられます。
テキストのままだとサイズが大きくて、自分の手の長さに合わせ、短く仕上げられました。
見せて頂くと、長さを短くした故にパターンの終わり方が惜しいっところがありました。
話すかどうか考えて、やはり伝えました。
彼女ならわかってもらえると思ったから。

次回、手袋はすっかり編み直されていました。
一度自分のサイズで仕上げたからこそ、どこをどう縮めたらいいか、わかったとのこと。
ミトンの中に、キュッとパターンが縮められ模様がより小さくまとまりました。
もう片方も出来たら、また見せてくださるとのこと。

こんな工夫ができることが「作りたいものを作る」ってことだと思うのです。

工夫ができるようになるには、真似から始まり、時間がかかるけれど、作りたいものが見えてくると自然とアイディアも浮かんできます。

そうなったら、おもしろくて仕方ないと思います。
コードを覚え弾けるようになって、おもしろくなるピアノやギターと同じ感じかな。

今日から7月が始まりますね。
第1日曜の編み物クラブの日です。

HOLY'S ほりなおみ

映画「Lucky」を観た。
ヴィム・ヴェンダース監督「パリ・テキサス」の赤い帽子の男が、今回の主人公なるハリー・ディーン・スタントン。 最後の主演作。
あの赤を見たくて行ったようなものだ。
荒涼とした景色、空の青と小さな赤を見て何度も安堵した。

独り者のラッキーの生き様は、現実主義で偏屈。お世辞のひとつも言わず、口を開いたかと思えば悪態が飛び出す。

それでもストーリー全てが詩のようで、スラングさえ意思を持って美しかった。

人生のどこかで、誰かを愛した軌跡が、ラッキーの唇から溢れ出すと、観てるこちらまでも空気が変わったような気がした。

真実は人それぞれの心の中にあり、 現実すら誰かの目から見た憶測でしかないのかもしれない。



http://www.uplink.co.jp/lucky/


HOLY'S編み物クラブは、作りたいものを作ります。
はじめての方も、経験を積んだ方も大歓迎です。

自分で製図から考え、作り上げるワクワクは、何物にも代え難く、
小さな一歩一歩をぜひとも体感して頂きたい。
こんなに複雑なものではなくて、はじめての作品は、自分の好きな色で、ボリューム感でニット帽が作れたら、それは自分の定番になると思います。

先日の日曜編み物クラブにて。
この毛糸で何が編めるかな、友達へのプレゼントだそうです。
昔の中細毛糸は、いい糸なのです。


オラオラどやどやしてんじゃなくて、
着てる人が心地よく
その人らしさが滲み出る
丈夫で型崩れなく一生着られる
寄り添うようなセーターを作りたい

くちびるを歌を
体にグループを



今日の土曜日編み物クラブにて。

仕上げ洗いが楽しみな編み上がったメンズセーターと、編み始められたご自分のカーディガンと。
手が安定しておられ、きれいな編み地です。
仕上げ洗いをすると、毛糸の膜が一枚取れたように、色は一層鮮やかに、
風合いは、織物のマフラーように柔らかになります。



メンズセーターは、三國万里子さんのテキストから。
ご自分のカーディガンは、風工房さんから。

最近は、フェアアイルのテキストも増え、いろんなデザイナーの方が本を出しておられます。
従来のフェアアイル技法やデザインに限らず、デザイナーそれぞれの工夫が感じられて、とても勉強になります。

今日は、今やっている自分のやり直しがあって、初めて見る製図の意味がわかりました。
これだけでも、失敗のやった甲斐があったかと。


その日は、材料の買い出しに西に自転車を走らせた。
買い出し自体に、時間はかからない。
どうしても観たい映画に行けそうだった。


「馬を放つ」

キルギスの伝説を今も、ある理由から信じ続ける男と、誰にも知られてない秘密。
人間が私欲を増やすことを覚えてから、失われたものの大きさに、今更ながら唖然とする。

映画が終わっても、しばらく立ち上がれなかった。
人はまともだと生きてけないのか。
純粋って言葉は、もはや口にするのも憚れる。
馬に乗り飛ぶように走る男の姿に魅せられた。
男の翼は捥がれてしまった。

憑かれるような映画がある。


今日の編み物クラブにて。

クラブの方の作品、途中経過。
見本のような編み地です。



編み地には、心の状態が写ると思うんです。

子供さんが小さな時に、赤ちゃんニットを編まれた以来で、 ご自分のセーターは、初めてだそうです。
彼女は、もし全体の大きさがうまくいってなければほどけばいい、練習になると思っておられたそうです。
今日は、肩下がりの作り方をやってみました。
優しいセーターになりそうです。

模様編みには、シェットランドヤーン2本どりです。
仕事の能率アップに毛糸箱は必須アイテム。
牛乳パックがちょうどいいんです。




昨日のおやつ。



巻けなかったロールケーキ。
生地が分厚くなっちゃったからなぁ。
何年も前、パン教室hachi labo にて、習いました。









おまえはどこからきたの?

パンジーの中にケシのような花が、今朝の台所の窓に向かっていた。
茎を辿ってみても、
そんなことってあるのかしら。
花の水を変えなきゃと手に取ると、ちゃんと茎は別れており、春菊のような葉と繋がっていた。

母の花は投げ入れで、庭から取ってきてはどんどん入れる。
もういっぱいだから、取らなくていいじゃないか
私が言うと、たくさん咲いてるからと言い、
それなら、土の上で咲かせててあげようよ。
そういうい考え方もあるか、とその時は言う。
そして日に何度も、かわいいねぇ、と花に声をかける。

ペンペン草よりも小さなこぼれ種がポロポロするのも摘んでいる。
種を集めるのは私。

母の投げ入れで、珍しいものを見た気がした。

昨夜、母と映画「おじいちゃん、死んじゃったって」を観に行く。
ちょうど初日で、森ガキ侑大監督の舞台挨拶もあるとのこと。

昼ご飯で、母と口喧嘩した。
私は否定も肯定もしなかっただけだけど、母はがっかりして昼寝してしまった。
私は、家から出て一人になりたかったけど、仕事が山なので離れる訳にもいかない。

夕方から一人で映画を観に行ってもいいかと、昼寝から起きた母に言うと、察したように行っておいでと言う。
本当は一緒に行きたいのに。

逡巡して、一緒に行くことにする。
その頃になると空気も少し和らぎ、 そのまま仕事をしたくもなったが、家族の映画だし、行くことにした。

おじいちゃんが亡くなり、疎遠だった家族が葬式が無事終えられるまでは、幸せな家族を演じようと、四苦八苦する様子が滑稽。
誰もが欠けててうまくいってない。
主人公よっちゃんの言う「ゲロの味」を感じ続けながも生き続けなくちゃならない。
罪悪感が拭えないよっちゃん。
残されたボケちゃってるおばあちゃんが、施設に預けられる件り、母はどんな気持ちで観てたんだろう。
主題歌「SAYONARA ITSUKA」Yogee New Wavesは、今好きなバンド。最高。


うちに帰って、母が「いい映画を観た、ありがとう」と言う。
本当は、誰もが欠けても失くしててもなくて、その人そのまんまでいいのだと、自分にオッケーを出せればいいだけなのかも。

森ガキ監督は広島出身だそうで、CMディレクター、初監督作品。
行く行くは広島で映画を撮りたいとも。

今日は編み物クラブ。
トイレに昨日持ち帰ったチラシを貼ってみた。




「おじいちゃん、死んじゃったって」公式サイト

横川シネマで、5月14日まで。

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