随分長い間、保留にしてたセーター、仕上げました。



この基本のデザインから、襟の高さ、袖の窄まり具合、着丈、裾のゴム編みの長さ、スリット入りでも、アレンジできます。
色は、ボーダーや切り替えでもお好みで。
その雛形となるセーターです。







前後ろなく着られるので、肘などの傷みも少なく、
擦り切れても全て筒に編んでるので、新しく編み替えができます。
袖口、裾がほつれても然り。

シェットランドヤーンは、ほぼ全ての色が定番として作り続けられています。
なので、何年経っても同じ色で編み変えができます。




首から肩、袖へと続きで編んでるので、腕の動きが妨げられません。
このセーターは、シェットランドヤーンの原毛色Moorit(ライトベージュ)と、Sholmit(ライトグレー)の杢糸で編みました。
染めの入ってない糸は、より柔らかです。

綴じ目なく編んであるのは、胴回りも動きやすく、体に沿ってセーターも動きます。
脇下にマチが入ってるので、袖が細めでも余裕があり、
そして何よりシェットランドヤーンは軽くてしなやか、暖かい。

日々の仕事着として。
例えば英国東海岸で、奥さんの編んだガンジーセーターをコットンのつなぎの下に着る漁師さんのように。

長く着続られて、変わっていくセーターを提案したかったのです。
いつかこのセーターばかりのオーダー会ができたらと。



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