ベストのお直しが届いた。
襟ぐりの糸切れが3箇所と、よく使う第4ボタンホールにも。

お直しは、見た時にとにかく手を付けないと本気になれないことは、よくわかっている。
集中しないとできなくて、間を置くと今度は伸び伸びになると、散々反省してきた。

シェットランドヤーンは、ほとんどの色が定番なので、直す糸はすぐに見つかった。



きれいに着てもらっている。



直した後。










小さな傷を早く見つけてもらえてありがたいのは、こんな風にすぐに直せるからだ。

神奈川に住む彼女からの手紙を読んでみると、「昨日このベストを着て、自転車で5分の市民ホールでの矢野顕子のライブに行って来た」とのこと。
「私の嬉しい気持ち、彼女のゆらゆらとした風が染み込んでいるかもしれません」

ピアニストは歌うようにピアノに指が届く。
あっこさんは息をするように歌を歌う。
私もそんな風に編めたらいいけど、まだまだ自分で書いた製図と首っ引きだ。


このベストを制作したノートを手繰ってみると、2002年2月15日から編み始め、2月24日で仕上げている。
製図やパターンを決めて、実質作業を10日間で終えている。
編むスピードが面白くて、まだ何もわかってない速さだ。
どんな編み目が美しく、編み地として身に着けて心地良いのか。
袖ぐりは?留めは?

あの頃、注文をくれた方々には感謝申し上げたい。
注文が途切れず、今に続いている。

ベストを製作した当時、授乳中だった彼女も、今では手強い二人のお嬢さんのお母さんだ。

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