隣のおばあちゃんがくださった、おばあちゃんが育てた薔薇。
庭仕事初心者の私に、うちの畑に芽吹いた
「これがパンジーの芽ね、これは雑草」
と教えてくださり、
「温かくなったら一緒に取ろうね」
と約束しました。





18才の頃、勤めた会社の社長がわずかな入院の後、12月の初めに急死された。
社内の大掃除を終える頃、私は花を買ってくるようお使いに出された。
社長が正月休みの間、寂しくないように。
水仙を選んだ。

年が明け、出社しドアを開けた瞬間、
甘い香りがひんやりとした事務所いっぱい立ち込めていた。
花瓶いっぱいに活けた水仙が。


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