母がお好み焼きを食べたいと言う。
我が家には限られた収納故、22cm系のフライパンひとつ。
実家ではフライパンを二つ並べ、卵を隣のフライパンに落とし、出来たお好み焼きをその上に乗せ焼き付けた。


フライパンに生地から重ねていき、最後の豚肉と、全体をつなぐ生地をたらりと落としてひっくり返し、しばし待った。
ターナーでお好み焼きを片側から浮かせ、溶いた卵を流し入れた。



すでに食べ終えた母のも、同じ仕上がりとなる。
右手はターナー、左手は母愛用の平たいヘラで。
自分の小器用さが気持ち悪い。




先日の編み物クラブで、押し寿司の話をしていたのを傍で聞いた母が、「お寿司が食べたい」という。
「お魚ないよ」と言うと、ばら寿司でいいと言う。
椎茸と油揚げと人参を甘辛く煮ておいた。

ご飯は玄米で構わない。
昆布を敷いた。

少し固めを意識しすぎたか、蓋を開けるとまだうみてなく、再び火にかけると、今度はしっかり焦がしていた。
すし酢はできている。
「入れる?」「入れる」

黒い黒いお寿司が出来た。


うっかり目数を間違えており、昨夜から今日一日を解かなくちゃ。
どうしてもラグラン袖の比率を確認したいんだ。
見本になるよう数を合わせるべく、すでに一度すっかり解いている。
試作だから早く仕上げてしまいたい。

泡にした。
母の手も借り糸を巻いて、散歩に出た。
今日は、一度も出かけなかったものね。
続きで仕事をしたいけど、そういうのは良くない。

母が、あの橋のところまで、と言う。
ごめんね、私編みたいんだよ。
階段を上って引き返した。
昨日までの雨風のせいか、晴れた空に星が良く見えた。
オリオン座と冬の三角形。
良いところに引っ越したと思う。


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