映画「Lucky」を観た。
ヴィム・ヴェンダース監督「パリ・テキサス」の赤い帽子の男が、今回の主人公なるハリー・ディーン・スタントン。 最後の主演作。
あの赤を見たくて行ったようなものだ。
荒涼とした景色、空の青と小さな赤を見て何度も安堵した。

独り者のラッキーの生き様は、現実主義で偏屈。お世辞のひとつも言わず、口を開いたかと思えば悪態が飛び出す。

それでもストーリー全てが詩のようで、スラングさえ意思を持って美しかった。

人生のどこかで、誰かを愛した軌跡が、ラッキーの唇から溢れ出すと、観てるこちらまでも空気が変わったような気がした。

真実は人それぞれの心の中にあり、 現実すら誰かの目から見た憶測でしかないのかもしれない。



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