「ブルーを使って、前開きのVネックで」のリクエストの、オーダーベスト。
着る方は、私の存知あげない方だ。
プレゼントなさる方から、その方の体つきや、趣味について伺う。
いつもはシンプルで、カジュアルな服装の方であり、紺色の服が多いとのこと。
仕事着でもあるジャケットの中にも、温かく着れる様にベストを、とのことだ。

その方が、コーディネートしやすいのは、全体がブルーであるより、配色にブルーを使った方が、取り入れてもらいやすいんじゃらないかと、考えた。

サイズと形が、このベストの前に作った方のと、同じだったので、同じパターンを使ってみたくなり、試し編みをした。

実験のように、シェットランドヤーンの新色から、いくつものブルーを使う。
きれいな色、これは使いたい、と強く思う色は、全体の中で、少しだけ入れた方がなぜか映える。

丈だけ少し短く調整した。





制作中は、見たことも行ったこともない、北極圏ラップランド、オーロラのことを思っていた気がする。

サーメ人と言われる方々は、今もフリフリの民族衣装を着て、トナカイレースをやっておられるだろうか。


うっかりオムライスを作る映画のワンシーン動画を見てしまい、
その手さばきに、すっかり魅了されてしまった。
次の日、10数年ぶりになるであろうオムライスを、作らずにはいられなかった。

卵は、今日だけは2個使い。
普段、草食動物の様な食生活なので、これだけ食べたら鼻血が出やしないかと、一瞬不安がよぎる。

まずケチャップライスに取り掛かる。
しかし、おかしい。
フライパンが振れない、空中でご飯が回らないのだ。
ひたすら木べらで炒めるながら、原因について考える。

そもそも、今使っているのは22cmのフライパンで、そこにご飯が一膳以上入っている。刻んだ野菜もたっぷりだ。

腕が落ちたとは思いもせず、とにかくセコセコ炒めあげた。

平らなお皿を用意しておく。

フライパンを洗い直し、熱して、いよいよ卵だ。
バターはなかったので、オイルをたっぷり引いて、溶いた卵を勢いよく流しいれた。
ジュワッといわせながら、軽く泡を潰し、柔らかいうちにケチャップライスをのせる。さすがに、全部乗せるのは躊躇して、少し残す。

ご飯を乗せる位置のことを考えてなかった!
すばやくターナーに持ち変えて、卵の縁を少しだけ返してみた。
この角度、無理!

もう強引に、お皿の上に返しながら乗せることにした。
フライパンを逆手に持ち変える。

が、ここで、用意した平らなお皿は、
うちにある唯一平らなケーキ皿である。

こぼすこと覚悟で、しかも小さなフライパンに満載オムライスを、返しながら、ケーキ皿へ。

なんと、一粒のご飯も落ちることなく、お皿の上に全て乗っかった。

思わす声が溢れた。





小さな大満足☆

鼻血も出なかった。


以前、当時仲良しだった男の子に、「ほりさんは、オムライスって感じだ♪」と、言われたことを思い出した。
クビレがないってことだったのかな。。
皮肉を言う人ではないので、たぶん少し違ってたのだろうけど、
言い得て妙で、一人で笑った。
先日の、紅茶屋さんでの、出張編み物クラブにて、編み物クラブのみんなに、「私のこの一冊」なる、子供の頃から読んでいる絵本、児童書、
実家から離れてる方には、「今、気に入ってる一冊」を持って来て頂いた。

ちょっと思い付いてしまったのだ。
私がみんなの好きな本、聞きたい。
いつも編み物クラブ中は、作業に必死なので、みんなのことは、編み物のこと以外、知らないことの方が多い。
緩やかに繋がっている。


クラブは、しっかりやって、お茶時間に、それぞれ一言加えてもらいながら、見せ合いっこした。

あれっ?、一冊じゃなくなっているけど、それも、あり、です。(笑)

発表してもらってる間、私は、その方その方の、その本と出会った頃の少女の姿が、勝手に頭に思い浮かんでいた。

胸が熱くなる。

『こどもがつくるたのしいお料理』『こどもがつくるたのしいお菓子』
『やかまし村のこどもたち』
作ることが好きになった原点。
『妖精のおくりもの』
アンネ・フランク作の物語、小さな女の子が周りの人を幸せにする。
『窓際のトットちゃん』
体を作る食べ物、「海のもの、山のもの」料理の考え方の基本。
『エルマーの冒険』とってもワクワク。『百万回いきたねこ』
『マリカのソファ』よしもとばななが好き。旅行に行きたい時に読む。
『マーマーマガジン』今、お気に入りの雑誌。塩浴、実践中。
『ゴールディのお人形』落ち込んだ時に読む。

略して書くのが惜しい。



あまりに楽しかったので、(私が)次回は、「2番目の本」持参、となる。(勝手に私が決める)

本当は、1番も、2番もないんだけどね。
ああ、とっても、楽しみだ。

長野の方のベストを制作した。
トナカイのパターンを、裾に入れてというのは、お客さまのリクエストである。

白を、実は2種類使っている。
ぴったりのボタンが見つかって嬉しかった。


なぜその本のことを思い出したのか。


「それはあなたの都合でしょ」
ある自立支援所の先生の言葉が、今も私の胸に響いている。

夜学生の頃、見学を申し込んだにも関わらず、初めて行く駅での待ち合わせに、遅れてしまい、
「すみません、仕事で遅れました」
と、言い訳をした私に、迎えに来てくださった先生が、言われたのだ。
私はそれまで「仕事が」と言えば、単純に許されると思っていたのだ。
どんな理由であれ、遅れたのは私の勝手であることを、少年っぽさを残したその先生は、一言で諭されたのだった。
「僕らはそういうことを、教えているんだ」
私は恥ずかしくなり、見学した内容は、何も覚えてないし、二度とその場所を訪れることはかった。


人との関わり合いの中、自分の思いを通そうとしてしまいそうな時、その先生の言葉をいつも思い出す。


私が世の中で学んだこと、

この本のタイトルをもじって、事あるごとに自分を問うている気がする。


著者の鎌田慧氏が、高度経済成長の影で、機械工、鉄鋼所、製鉄所、トヨタ自動車の季節労働など、自らその場所へ入り、契約をして労働者として体感したルポルタージュである。
彼自身、学校を卒業して、ライターになるまで、町工場の見習い工から肉体労働で生きてきた人である。

この本と出会った頃、私は二十歳で、
クラスメートには、社会人を何年も経験した自分より年上の人がかなりいて、
中には、その学校に入学するために、この本に出てくるような、自動車工業の期間労働でお金を稼ぎ、田舎から出てきた人が、実は何人かいた。
そんな人達と、この本を回し読みした。
私が貸した本が、彼らのジーンズのポケットに入っていたりした。

そして私はこの本を、自分の勝手な思い入れにより、年下の友人にあげてしまった。

この本のことが、どうしても気になり、この度、図書館で借りたのだ。

20年越しの「僕が世の中に学んだこと」

「蟹工船」や「苦役列車」に並ぶ過酷な労働環境に、今回、読み進めるのが辛くなるほどだった。

二十歳の私に、一体何がわかったのだろうか。
だけど、私は自覚する。
口の中が塩っぱくなる。

『僕が世の中に学んだこと』


あとがきは亡き灰谷健次郎氏、装画は沢野ひとし氏だった。
偶然にも、私があの当時から、何人かの、「この大人の人が言うことは、信頼する」と思っていた中のお二人だ。

今も導かれています。


5月の初めに、昨年の公演延期となったスピッツのライブへ行った。
初ライブだった。
始めてスピッツを聴いて、当時勤め先の近所であった四谷三丁目、老舗CD店「好音堂」(のち、「空耳アワー♪」でネタにされる店、お気に入りの場所だった)
にて、アルバム「ハチミツ」をあの頃には珍しく衝動買いして、
あれから20年だ。

あの頃は、東京一人暮らしで、生活に余裕なく、ライブへはいつか行けたらと思っていた。

広島に帰って来てからは、すでにスピッツライブは、チケット購入が難しくなっていたし、私自身が、違う意味で、余裕を失っていた。

今回は、知り合いの方がスピッツのファンクラブに入っておられて、一緒に連れてってもらった、という訳だ。


さて、20年越しのスピッツは、、、
瑞々しかった!
ロビンソンのイントロが流れてきた時はクラクラしたし、全く当初の歌い回しと変わらずに淡々と歌うマサムネさんを、拝みたいような気持ちにさえ、なった。
歌い手はこうあって欲しい。

途中持ち替えたギターが、あの当時、私がなけなしの貯金で買ったアコースティックギターと似ていて、涙がぼたぼたと出た。
そのギターは、今の仕事で独立する時、身の回りを最小限にしなければと、手放したのだった。その時のことを思いだしていた。


勝手な感傷まで引き出されたスピッツのライブ、本当に良かった。
ファンの方々もかわいらしい女子が多く、年齢層の幅も広い。
男子も多い、柔らかい雰囲気の。

おかげさまで、ほぼ、全ての曲を一緒に歌えたし、
20年前の気持ちと、今に続く自分の道程を行ったり来たり、させてもらった。
感情までも、全くあの時のままに思い出せる、20年経っていても。
年を重ねるとは、こういうプレゼントが、思いがけないところでもらえるものなのだと、初めて知ったような気がする。



渋谷系とはほど遠く、御使い先の新宿区
内をぐるぐる回る日々だった。


行って来ました、江田島☆
19日土曜日、晴れです。
宇品からフェリーで上陸後、まずは切串港売店の2階、「カフェおくの」にて、腹ごしらえ♪

パンランチ。江田島の友人が頼んだなが、こちら。


日替わり定食。市内から参加の私達ががっつり食べたいと頼んだのがこちらです。



おかずがのっている器の焼き物も、この店の主人奥野さんが手掛けられています。
パンも、自家製天然酵母パン、しっとりモチモチです。
定食のいろんなおかずも全部おいしいのです。

緑眩しい島のドライブののち、海友舎到着です。


市内から参加チームは、まず建物見学しました。

さて、ぐるぐる海友舎プロジェクトkaiyousya.com
の、
ぐるぐるP手芸部に、出張編み物クラブの始まりです。


編み物自体初めての方もいらっしゃいましたけど、皆さん、最後まで頑張られました。

こちらは、上級者のワークショップ、フェアアイル編みのピンクッションです。



おやつ時間は、海友舎プロジェクトの方々と一緒に、テーブルを囲みます。
手芸部部長Oさんお母様お手製のしっとり爽やかな甘夏ジャムのシフォンケーキ、また友人がコーヒーメーカー持参で頂いたコーヒーの、おいしかったこと!




ぐるぐるP手芸部は、毎月第3土曜日の午後に、ここ海友舎にて、物作りならなんでもオッケーで、参加できる部活動です。
なので、部員の方々の普段作られている、例えばタティングレースや、アクセサリー作りの話など、聞かせて頂きました。市内チームも、手作り熱を煽られます。

また、毎月第一日曜行われる海友舎清掃活動で、この建物も歴史も保たれています。
5月24日25日には、「ぐるぐるしましまあるある」なるイベントがあるそうです。



帰り道、アタッシュケースをまっすぐに持ち、眩しく白い詰襟制服の青年とすれ違いました。
うっすらと笑顔を浮かべて、会釈をしてくださいました。
襟足もスッキリと、今時滅多に見ることない清々しさに、一瞬時代がわからなくなるほどです。
彼がどんな思いで、自衛隊を目指されたのか、尋ねてみたくなりました。
そして、自分がいかに近代日本史を学んでないか、否が応でも自覚させられます。
1888年に、海軍兵学校が築地から江田島へ移転した際、江田島の人々が、受け入れ、その後も、自分達の島で、自衛隊の新星達を育てているという自負を持ち続けておられらとのこと。
通りのあちこちに、厳しい訓練の中、休日を寛ぐための「下宿あります」の看板が見受けられます。


さりげない横の繋がりに、つかの間、その輪の中に入れて頂いたような一日でした。



3月にお渡しした、ソフトキャスケットです。素敵な彼女に、早速被って頂きました。
今までのHOLY'Sのキャスケットは、コップを逆さにしたような形でしたが、
この新作のキャスケットは、ベレー帽を少し変形させた柔らかい雰囲気です。

着想は、児童作家リンドグレーンの、エミール君が「僕のハンチング帽!」と呼んでいるお気に入り帽子だったのですが、ワンピースや、スカート姿の女性的な洋服にも合うようでして、とても嬉しい。

これから、いろんなコーディネートを見せて頂けたらと思います。


納品が続いている。広島のお客様は、可能な限り、直接お渡しする。
お渡しの日を約束して、実際身に付けてもらったのを見るまでの、ドキドキする感じを、いい加減、もうどうにかしたいと思うが、さっぱり落ち着くことはない。

レッグウォーマー、見本では、グレーがかった生成りを履いて頂いたが、お客様のリクエストにより、配色バージョンです。
黒っぽい装いの多い方ですけど、レッグウォーマーメインの色は、優しいグレーを選ばれたので、相性の良いベージュを、ポイントにしました。


今回新作のソフトキャスケットのオーダーです。
イメージは、リンドグレーンのお話に出てくるエミール少年が被っている帽子です。
彼女は、もういくつかHOLY'Sの帽子を被ってくださってますが、いつもちょっと斜に被られるのが、いつも素敵で、嬉しくなります。

今月始め、江田島へ行ってきました。
年に一度、あるかないかと言われる濃霧による相次ぐフェリーの決行で、港の改札前で右往左往しましたが、
江田島の友人のナイスタイミングな電話にて、無事高速艇にて、上陸できました。

島の友人ですら、「真っ白〜」と、写真を撮っています。

「江田島で百年の歴史を刻む洋館、海友舎が、今はじまりの場所になる」
ぐるぐる海友舎プロジェクトの、手芸部に仲間入りします。

海友舎とは、1888年に、海軍兵学校が築地から江田島へ移転してきた際、そこで働く兵士や下士官用の娯楽兼福祉施設として建てられ、その後民間に払い下げられながらも、使い続けられた、歴史的にも貴重な木造建造物です。


日時は、4月19日(土曜)午後1時から。
編み物クラブから、指人形、珈琲豆コースター、フェアアイルピンクッションのワークショップで、参加します。

市内からの参加も大歓迎、この建物を体感できます。
海友舎については、こちらをご参照ください。


お頼みすれば、南川さんが、建物のあちこちの魅力を説明してくださると思います。


いつもの編み物クラブの方々、ご自分の編み物を持ってのご参加もありです。
ワークショップ参加希望の方は、受講料3500円(材料費・道具込み)
ご自分の編み物での参加受講料2500円

受講料の一部は、海友舎運営費にさせていただきます。

参加ご希望の方は、どうぞご連絡ください。

早めに島へ、フェリーで上陸したら、切串港前の、「カフェおくの」で、腹ごしらえします。モーニングも食べてみたいし、ランチをしっかり、もいいんです。

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